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【月刊 OGITAニュース 2023年12月号 】をアップしました
月刊OGITAニュースいつもご覧いただきありがとうございます。
今月の月刊 OGITAニュースをお届けします。
今月のトピック:「年末調整について」
早いもので2023年も12月になりました。
税に携わる当所をはじめ、事業者さまにおいても12月といえば「年末調整の時期」という
認識も強いのではないでしょうか。
10月よりスタートした月刊OGITAニュースとしても、はじめて迎える年末調整の時期。
今回は「年末調整について」と題し、実務の初段階においてまずは知っておきたい内容を
2点に絞ってお届けしていきたいと思います。
① 年末調整とは??
従業員ごとに、毎月の給料や賞与を支給する際にざっくりと天引している「① 源泉徴収税額」と、
その年に本来納めるべき「② 所得税額」を計算し、①と②の差額を精算するための手続きのことをいいます。
(所得税 … 会社からもらう給料や、自分で商売をして稼いだお金などにかかる国に納める税金のこと)
精算の内容としては…
「① 源泉徴収税額」が「② 所得税額」より多い場合 → 税額が還付になります
「① 源泉徴収税額」が 「② 所得税額」より少ない場合 → 税額が追加徴収になります
参考に、毎月の給料や賞与の支給時点では(一般的に少し多めに)税額が天引きされているため、
年末調整で精算を行うことにより、あらかじめ天引きされていた税額が還ってくるケースが多くなります。
(気持ち的にも、年末に追加で税額を徴収されるより、お金が返ってくる方が嬉しいですよね)
② 従業員から預かる3枚の書類(申告書)について
年末調整で必ず目にする3枚の書類(申告書)は、「所得税額」を計算する際に、控除額を確認するとても重要な書類です。
それぞれの申告書の内容は、以下のとおりです。 ※控除額 → 「所得税額」を計算する際に差し引きできるもの(控除額がたくさんあると税額が安くなります)
→ 従業員の配偶者や扶養親族の内容を確認し、控除額を算出する書類です
・基礎控除申告書兼配偶者控除等申告書兼所得金額調整控除申告書(PDF/1,099KB)
→ 従業員本人と配偶者の収入を確認し、控除額を算出する書類です
→ 従業員の各種保険料等の支払い状況を確認し、控除額を算出する書類です
※ 申告書の書式については、毎年変更が加えられているため、毎年の確認が必要です。
いかがでしたでしょうか??
① 年末調整 と ② 3枚の書類(申告書) について、内容は掴んでいただけましたか??
年末調整実務の初段階で、今回の内容があらかじめイメージができていれば、その後の業務もスムーズに進んでいくかと思います。
是非参考にしていただければ幸いです。
なお、年末調整制度は全体として非常にボリュームのある内容になっています。
具体的な「所得税額」の計算方法など、その他詳細については下記パンフレットをご確認ください。
令和5年分 年末調整のしかた 一括ダウンロード(PDF/21,446KB)
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(今月の納税情報 ※主なもの)
12/11(月)【納付】
11月分 源泉所得税 11月分 住民税特別徴収額
2024年 1/4(木)
【申告・納付】
確定申告 … 10月決算法人 中間申告 … 4月決算法人
消費税中間申告(年3回納付のみ該当) … 1月、4月、7月決算法人
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月刊 OGITAニュース 編集室